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コアチーム昇格目指す男子7人制ジャパン 香港で好スタート

2013.03.22


japan


ブラジル戦で3トライを挙げたセブンズ日本代表のシオネ・テアウパ
(Photo: IRB / Martin Seras Lima)


 



 世界で最も華やかな7人制ラグビー大会といわれる香港セブンズが3月22日に開幕し、「2013−2014 HSBC セブンズワールドシリーズ」のコアチーム昇格(世界トップ15入り)に向けた予選部門に参加している男子7人制日本代表は、ブラジルとの第1戦に17−10で勝利し、好スタートを切った。
 5−10とリードされてハーフタイムを迎えた日本だったが、前半にトライを挙げていたシオネ・テアウパ(豊田自動織機)がハットトリックの活躍で逆転し、後半は堅守で相手に得点を許さなかった。
 瀬川智広ヘッドコーチ率いる男子7人制日本代表は、大会2日目の23日は同じプールFのジャマイカ、グルジアと対戦。そしてF組を2位以上(もしくは3位の上位成績)で通過し、8チームによるノックアウトステージでベスト4に入れば、5月にロンドンで開催される「コアチーム昇格決定大会」に出場できる。


 



 


<男子7人制日本代表 瀬川智広ヘッドコーチ コメント>



 昨年11月のワールドカップ・セブンズアジア地区予選以来の大会で、選手の試合勘が戻っていなかったが、それでも、前半に一度逆転された後に落ち着いてしっかり取り返してくれた。ボールさえ持っていれば得点する力はある。
 ハーフタイムでは、「最初に簡単にトライが取れてしまったが、簡単にいく試合はない。しっかりと(ブレイクダウンを作って)刻もう、しっかりと前に運ぼう」と話した。前半に出たオフロードパスのミスなどを修正すれば、今大会を十二分に戦っていける手応えを感じた。
 新しい選手が落ち着いてプレーしていたし、羽野(一志/中央大)は堂々と身体を張ってプレーしていた。


 


 


<男子7人制日本代表 坂井克行キャプテン コメント>



 今日の試合で改めて、これが世界の舞台と感じた。初めて(キャプテンとして)一番前でトンネルから出る時は、さすがに緊張した。でも、この大観衆の中でプレーできたことが本当に幸せだと思う。課題も出たが、勝って反省できて良かった。
 前半は固かったが、後半に入って緊張がほぐれてきた。前半は最初にオフロードを多用してしまい、そこでのミスでトライを許してしまう場面があった。後半はしっかりブレイクダウンを作って順目に攻め、良いトライを取ることができた。やってきたことは間違っていなかったと証明できたので、残り2日間も大事に戦いたい。


 

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