アジアで初めて開催する2019年ラグビーワールドカップの成功に向け、また、2020年以降にも続くアジアラグビー発展のため、アジアラグビー界の普及・強化やアジアの国同士の協力体制構築に取り組む活動の主体として、日本ラグビーフットボール協会が2011年11月に発足した「アジアスクラムプロジェクト」。これまで、ブルネイやカンボジア、ラオス、スリランカ、インド、マレーシアなどでさまざまな活動を行ってきた。
そして今回、インドネシアラグビー協会からの協力要請に応え、日本ラグビーフットボール協会はリソースコーチの2人を現地へ派遣することを決めた。内山達二氏(流通経済大学ラグビー部監督)と中川雄太氏(早稲田大学ラグビー部コーチ)が、3月21日から5月20日までインドネシアで指導者養成や選手育成、ラグビー普及を行う。
内山氏(派遣期間中の役職:チーフディベロップメントオフィサー)は「このような機会を得られたことを感謝しています。インドネシアの皆さんとアジアスクラムプロジェクトの指針である支援、協力、連携を十分に図り、パフォーマンスの向上に尽力したいと思います。また、日本開催の『ラグビーワールドカップ2019』がアジアの仲間が集う素晴らしい大会になるような友好関係を築きたいと思っています」とコメント。中川氏(ディベロップメントオフィサー)も「この度、インドネシアへ派遣されることを光栄に思います。今回の派遣に際し、多くの方に協力いただいたことに感謝するとともに、責任も感じております。インドネシアラグビーの強化、発展のために、力を尽くしてきます」と、日本協会を通じて意気込みを語った。
男子15人制インドネシア代表は、アジア5カ国対抗ではディビジョン3で奮闘している
(写真提供:アジアラグビー協会)
※ 「アジアスクラムプロジェクト」 活動報告ホームページ
http://www.jrfu-asianscrum.jp
【アジアラグビーフットボール協会 加盟国・地域】
アフガニスタン、ブルネイ、カンボジア、中国、台湾、グアム、香港、インド、インドネシア、イラン、日本、ヨルダン、カザフスタン、韓国、キルギス、ラオス、レバノン、マカオ、マレーシア、モンゴル、パキスタン、フィリピン、カタール、シンガポール、スリランカ、タイ、ウズベキスタン、アラブ首長国連邦 (英字表記順)