女子の欧州6カ国対抗戦「ウィメンズ・シックスネーションズ 2013」は3月17日に最終日を迎え、アイルランドが6−3でイタリアを破り、グランドスラム(全勝優勝)を成し遂げた。1996年に女子ホームネーションズ・チャンピオンシップとして始まった大会史において、アイルランド女子が優勝したのは初めて。
また、今大会は2014年女子ラグビーワールドカップの欧州予選を兼ねており、すでに大舞台への切符をつかんでいたアイルランドに次ぎ、ウエールズ(シックスネーションズ2013=4位)も出場権を獲得した。2014年女子ワールドカップの開催国であるフランス(同2位)と、前回の女子ワールドカップで準優勝だったイングランド(同3位)は予選免除となっており、2012年と2013年のシックスネーションズ総合成績で、アイルランドとウエールズはライバルのイタリアとスコットランドを上回ったため。
シックスネーションズからダイレクトで予選通過を決められなかったイタリアとスコットランドは、来月20日からマドリードで開催される女子ワールドカップ欧州最終予選に進み、1次予選から勝ち上がってきたスウェーデンとオランダ、2012年の女子ヨーロピアンカップでAグループだったスペイン、それにオセアニア代表のサモアとともに、残る2枚のワールドカップ切符を争う。