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ウエールズがイングランド破り欧州6カ国対抗連覇! フランス初の最下位

2013.03.17



 


 欧州強豪6カ国による「シックスネーションズ 2013」は、現地時間16日に最終節の全3試合が行われ、イングランドとの頂上決戦を制したウエールズが2連覇を遂げた。
 開幕戦を落としたレッドドラゴンだが、堅守を武器に盛り返し、最終的に栄冠を獲得した。16日、地元カーディフにイングランドを迎え、30−3で勝利。
 ウエールズは、FBリー・ハーフペニーのキックが好調で前半を9−3で折り返すと、後半16分にハーフウェイでのターンオーバーからWTBアレックス・カスバートが右サイドを振り切り、貴重な追加点を挙げた。その9分後には、サム・ウォーバートンとジャスティン・ティプリックの両FLが力走したあと、またもカスバートが確実にフィニッシュし、勝負を決めた。
 前節を終えた時点で4勝0敗とし、10年ぶりに全勝優勝を狙ったイングランドだが、完全に足を止められ、最後に悪夢を見た。両チームは勝点8で並んだものの、ライバルに大差をつけたウエールズが得失点差で上回った。
 昨年夏から屈辱の8連敗を経験し、世界ランキングは10位まで転落した欧州王者ウエールズだが、見事な復活。今年6月、主力選手の数名はブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの一員としてオーストラリアへ向かい、自信を取り戻した他のフレッシュメンバーは来日して日本代表と対戦する。



 シックスネーションズ最終節ほかの試合では、イタリアが22−15でアイルランドを下している。2000年から始まった同大会において、アズーリはこれまでスコットランド、ウエールズ、フランスから勝利をものにしていたが、ついにアイルランドからも歴史的1勝を挙げた。
 今季白星がなかったフランスは、23−16でスコットランドに逆転勝ち。しかしながら、1勝1分3敗(勝点3)という数字はアイルランドと並んだものの得失点差で下回り、初の最下位に終わった。


 


 


【シックスネーションズ 2013 順位表】
http://rugby-rp.com/n_league.asp?code_s=100010001001


 

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