南アフリカのニューランズで9日、昨年のスーパーラグビー王者であるチーフス(ニュージーランド)を36−34で倒し、地元ファンの前で今季初勝利を挙げたストーマーズだが、攻撃の要であるWTBブライアン・ハバナが、相手FLサム・ケインからタックルを受けた際に左膝の内側側副靱帯(太ももの骨とすねの骨を結ぶ靭帯)を損傷し、約10週間離脱することが明らかになった。リハビリが順調にいけば、5月25日のレッズ戦までには復帰できると思われる。
南ア代表歴代最多となるテストマッチ47トライを記録し、同国の2012年最優秀選手であるハバナを欠くのはストーマーズにとって大きな痛手だが、バックスの層は厚く、南ア代表のジオ・アプロンやヤコ・タウタ、快足のハラット・ファンデンヒーファーらでカバーする。
ハバナは今年のスーパーラグビー終了後にフランスのトゥーロンへ移籍することが決まっており、ストーマーズでのラストシーズンとなる。