3月30日から4月7日まで埼玉県・熊谷ラグビー場にて開催される「第14回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会」の、出場チームの一部が日本ラグビーフットボール協会より発表された。
センバツ4連覇がかかる東福岡は今年も全九州新人大会を制し、7大会連続10回目の出場。昨春、旋風を起こして準優勝した石見智翠館高校(島根)も3大会連続で切符をつかんだ。目黒学院(東京)、高鍋(宮崎)、九州学院(熊本)は初出場。チャレンジ枠には明和(愛知)と摂津(大阪)、実行委員会推薦枠には成蹊(東京)と桂(京都)が選ばれ、こちらも初めて春の全国大会に挑む。
出場校は全32チームで、北信越、東海、近畿ブロックは今月中旬に決定する予定。組み合わせ抽選会は、3月20日に行われる。
<第14回 全国高校選抜大会 出場校>
ブロック | 学校名 | 出場回数 |
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北海道(1校) | 札幌山の手高校(北海道) | 9大会連続9回目 |
東北(3校) | 秋田工業高校(秋田) | 4大会連続7回目 |
青森北高校(青森) | 3大会ぶり5回目 | |
仙台育英学園高校(宮城) | 2大会連続11回目 | |
関東(5校) | 桐蔭学園高校(神奈川) | 11大会連続12回目 |
流通経済大学付属柏高校(千葉) | 2大会ぶり8回目 | |
國學院大學栃木高校(栃木) | 3大会ぶり2回目 | |
目黒学院高校(東京) | 初出場 | |
日川高校(山梨) | 2大会連続3回目 | |
北信越(1校) | 3月17日(日)決定 | |
東海(2校) | 3月20日(水)決定 | |
近畿(5校) | 3月26日(火)決定 | |
中国(2校) | 石見智翠館高校(島根) | 3大会連続5回目 |
尾道高校(広島) | 2大会ぶり6回目 | |
四国(2校) | 北条高校(愛媛) | 2大会ぶり3回目 |
三島高校(愛媛) | 4大会ぶり2回目 | |
九州(6校/前年度優勝1枠含む) | 東福岡高校(福岡) | 7大会連続10回目 |
長崎南山高校(長崎) | 2大会連続3回目 | |
佐賀工業高校(佐賀) | 2大会ぶり8回目 | |
長崎北陽台高校(長崎) | 2大会ぶり3回目 | |
高鍋高校(宮崎) | 初出場 | |
九州学院高校(熊本) | 初出場 | |
開催県 | 深谷高校(埼玉) | 2大会連続5回目 |
チャレンジ枠(2校) | 明和高校(愛知) | 初出場 |
摂津高校(大阪) | 初出場 | |
実行委員会推薦枠(2校) | 成蹊高校(東京) | 初出場 |
桂高校(京都) | 初出場 |
≪第14回大会 チャレンジ枠チーム≫
■明和高校(愛知)
2008年にノーベル物理学賞を受賞した小林誠氏ら多くの人材が輩出。ラグビー部は2002年の新人戦から6大会連続で愛知県大会決勝に進出し、優勝1度、準優勝5度(花園予選はいずれも準優勝)の成績を残した。昨年度は、新人戦で部員数わずか15名ながら県大会で準優勝して東海選抜大会に出場。全国高校大会予選では、準決勝で花園に出場した西陵に敗れた。新チームは部員数22名で、U17東海選抜選手2名、愛知県国体選抜候補5名を擁し、FW・BKともバランスのとれた展開ラグビーを信条とするチーム。
■摂津高校(大阪)
創立40年の歴史を持ち、公立高校としては全国初の整備となった人工芝グラウンドで日々練習に励んでいる。ラグビー部は学校創立とともに創部。合同チームの時代もあったが乗り越え、現在1、2年生あわせて30名の部員が活動している。この2年で実力をつけ、小柄ながらもパス能力と俊敏な動きを活かした展開ラグビーを行う。
≪第14回大会 実行委員会推薦枠チーム≫
■成蹊高校(東京)
今年、90周年を迎える。東京都新人大会では、明大中野、明大中野八王子を零封して勝ち上がり、準決勝で國學院久我山に22-38で敗れた。チームの特徴はFWが強く、機動力もある。
■桂高校(京都)
創部60年。全国大会予選で4年連続準決勝に進み、伏見工業や京都成章に敗れるも、強豪を苦しめている。公立高校でありながら、ここ数年50名前後の部員数を誇り、新3年生には中学時代に京都府選抜に選ばれるなど優秀な選手が多数在籍。サニックスワールドユース予選で、準優勝した筑紫と1回戦で引き分けたことも自信となっている。