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W杯セブンズ組分け決定! 日本男子は南アと同組、日本女子は激戦区

2013.02.28

「ラグビーワールドカップ・セブンズ 2013」のプール分け抽選会が、2月28日に開催国ロシアの首都モスクワで行われた。


 


 男子7人制日本代表は南アフリカ、スコットランド、ロシアと同組のプールB。南アフリカは、2月にラスベガスで行われたセブンズワールドシリーズ今季第5ラウンドを制したばかりで、当然、ワールドカップでも金メダルを狙っている。スコットランドはセブンズ発祥の地であり、開催国ロシアも侮れない存在だ。


 


 男子7人制日本代表の瀬川智広ヘッドコーチは、 「今回、対戦相手が決まったことで、ようやくワールドカップ・セブンズに出場するという実感が湧いてきた。私たちが目指しているベスト8以上の成績を実現するために、プールでトップになることを目標としたい。そのためには、まず、スコットランドとロシアに必ず勝たなくてはならない。スコットランドには昨年2月のHSBCセブンズワールドシリーズ・アメリカ大会など、過去に何度も勝利した歴史がある。また、ロシアは開催国ではあるが、コアチーム入りを目指す同じ立場のチームだけに、負けるわけにはいかない。この2チームにしっかり勝った上で、南アフリカにチャレンジして勝利したいと考えている」と、日本ラグビー協会を通じてコメントを発表した。



 女子7人制日本代表はイングランド、ロシア、フランスと一緒にプールDで戦うこととなった。イングランドは今月行われた女子セブンズワールドシリーズの第2ラウンド(アメリカ大会)を制しており、優勝候補の一角。開催国ロシアは同ワールドシリーズでランキング4位につけている強豪で、フランスは2009年の前回ワールドカップで8強入りするなど、タフな相手が揃う激戦区だ。


 


 女子ジャパンを率いる浅見敬子ヘッドコーチも日本協会を通じてコメントを出し、「ワールドカップ・セブンズは、私たちにとって一つの大きな結果が出る大会。プールでは世界ランク1位のイングランドと対戦できることが光栄で、今からワクワクしている。フランスは歴史がありフィジカルが強いチーム。昨年のアメリカでの大会に続いて、また対戦できることを楽しみにしている。ロシアには今年のヒューストン(IRB女子セブンズワールドシリーズ・アメリカ大会)で大敗したので、6月までにしっかり分析してその差を埋め、リベンジしたい。代表候補は本日沖縄合宿を終え、コンディションはとても良い。アタックを重視した練習を活かして、3月に控える中国遠征を本番につなげていきたい」と、闘志を燃やしている。



 24チームが参加する男子は、6組に分かれた各プールで総当り戦を行い、各組1位と、2位グループで成績上位2チームが優勝を争うカップトーナメントに進む。
 前回覇者のウエールズは、セブンズ大国のフィジーと同組。世界サーキットのワールドシリーズで10度もシーズンチャンピオンに輝いている現世界ランキング1位のニュージーランドは、アメリカ、カナダ、グルジアとリーグ戦を行う。



 一方、16チームが集う女子は、4組に分かれた各プールで2位以上に入れば、カップ準々決勝進出となる。
 連覇を狙うオーストラリアは、前回4強入りした南アフリカや、アジア予選を突破した中国、初出場のアイルランドと同じプールBに入った。


 
 ラグビーワールドカップ・セブンズ2013の開幕まであと120日。6月28日にキックオフを迎える。


 



 


<ワールドカップ・セブンズ 2013 男子>



【プールA】 オーストラリア、フランス、スペイン、チュニジア
【プールB】 南アフリカ、スコットランド、ロシア、日本
【プールC】 サモア、ケニア、ジンバブエ、フィリピン
【プールD】 ニュージーランド、アメリカ、カナダ、グルジア
【プールE】 フィジー、ウエールズ、トンガ、ウルグアイ
【プールF】 イングランド、アルゼンチン、ポルトガル、香港


 


 


<ワールドカップ・セブンズ 2013 女子>


【プールA】 カナダ、ニュージーランド、オランダ、チュニジア
【プールB】 オーストラリア、南アフリカ、中国、アイルランド
【プールC】 アメリカ、スペイン、ブラジル、フィジー
【プールD】 イングランド、ロシア、フランス、日本


 

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