昨年６月９日のオーストラリア戦から８連敗を喫し、ＩＲＢ世界ランキングは10位まで転落していたウエールズが、８カ月ぶりに歓喜の瞬間を迎えた。２月９日、シックスネーションズ（欧州６カ国対抗戦）第２節の試合がパリ北部郊外のサンドニで行われ、フランスに16−６で勝利。
６−６で迎えた後半31分、ウエールズは敵陣22メートル内に入り、ＳＯダン・ビガーからの絶妙なキックパスをＷＴＢジョージ・ノースが確保し、左隅へトライ。これが決勝点となった。
昨年大会のチャンピオンであるウエールズは今大会の成績を１勝１敗とし、連覇へ望みをつないだ。一方、開幕戦で格下イタリアに敗れたフランスは０勝２敗となり、３年ぶりの優勝は厳しくなった。
同日は第２節のもう１試合がエディンバラで行われ、ホームチームのスコットランドが４トライを挙げて34−10でイタリアを下している。ともに１勝１敗となった。
現地時間10日にはダブリンで、アイルランドとイングランドが対戦する。