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サントリーが史上初全勝でトップリーグ連覇! 東芝との激闘ファイナル制す

2013.01.27


final 1


ハンドオフでさらに前進を試みるサントリーのCTB平浩二
(撮影:松本かおり)


 


 


 2012−13ジャパンラグビートップリーグのプレーオフファイナルが1月27日に東京・秩父宮ラグビー場で行われ、サントリーサンゴリアスが19−3で東芝ブレイブルーパスに勝利し、2季連続3度目の栄冠に輝いた。サントリーは今季リーグ戦を13勝0敗で突破しており、10季目となった日本最高峰リーグで、史上初めて全勝で頂点に立った。



 先制したのはサントリー。8分、ゴール前でのペナルティから速攻を仕掛け、厳しいタックルを受けながらも倒れなかったFLジョージ・スミスからのパスを、WTB村田大志が右コーナーにねじ込んだ。
 18分に東芝がペナルティゴールを決めたあと、しばらくは互いに譲らない激しい攻防が続いたが、34分、サントリーは敵陣22メートルライン付近でアドバンテージをもらうと、SO小野晃征が右クロスへ絶妙のキックパスを放ち、WTB村田が2本目のトライを奪った。
 12−3で迎えた後半、サントリーは反則の繰り返しで2度も一時的退場者を出したが、守り切った。72分、東芝はWTB伊藤真がインゴール左隅に飛び込んだもののラストパスがスローフォワードと判定され、点差を縮められず。
 そして75分、サンゴリアスは自陣深くのブレイクダウンでターンオーバーに成功すると、カウンターアタックで途中出場SOトゥシ・ピシが約80メートルを走り切り、勝負を決めた。



 なお、プレーオフトーナメントのMVPにはトゥシ・ピシが選ばれた。
 1万3858人の観衆が見守った秩父宮で歓喜のときを味わったサントリーは、2月2日から始まる日本選手権大会で、2季連続の2冠達成を狙う。


 

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