来月1日と2日にアメリカのヒューストンで開催される「IRB 女子セブンズ・ワールドシリーズ 第2戦」には、女子7人制日本代表のほかに、アルゼンチン、ブラジル、ロシア、南アフリカ、トリニダード・トバゴが招待される。優勝争いはコアチームと呼ばれる世界トップ6カ国、ニュージーランド、オーストラリア、イングランド、オランダ、カナダ、アメリカを中心に展開されるかもしれないが、歴史的一歩を踏み出す初出場の女子7人制アルゼンチン代表にとっては、強豪国との試合経験こそが大きな財産となるだろう。
彼女たちを指導するのは、セブンズ界のレジェンド、サンティアゴ・ゴメス・コーラ。男子のセブンズ・ワールドシリーズで通算最多トライの世界記録(230トライ)を持ち、歴代得点ランキングでも5位に輝くアルゼンチンの英雄だ。
7人制ラグビーのスペシャリストから学んでいる女子アルゼンチン代表は、2月のヒューストン大会で南アフリカ、カナダ、アメリカと同じプールBに入った。第1戦・ドバイ大会の準優勝国である南アと、コアチームの北米2強が相手であり、1勝を挙げることさえ難しいかもしれないが、2月下旬にはワールドカップ・セブンズ2013モスクワ大会の出場権(1枠)をかけた南米予選を控えており、弾みをつけたいところだ。
ちなみに、2004年から公式に始まった南米女子セブンズ選手権大会ではブラジルが8連覇中。そのブラジルはワールドシリーズ第2戦のヒューストン大会で、日本女子と同じプールCに入っている。
(情報提供:IRB)