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帝京大が早稲田大に快勝 大学選手権4連覇の偉業へあと1つ

2013.01.02

 強い風が吹く東京・国立競技場で1月2日、第49回全国大学選手権大会の準決勝第1試合が行われ、史上初の4連覇を狙う帝京大が38−10で早稲田大を下し、5年連続の決勝戦進出を決めた。
 


 先制したのは、前半を風上で攻めた早稲田だった。7分、ペナルティゴール(PG)で3点を挙げると、13分にはゴール前ラインアウトからモールで押してHO須藤拓輝がトライを決めた。
 追う形となった帝京は30分、FWがゴール前でパワープレーを見せ、LO小瀧尚弘がグラウンディングして点差を縮めた。7−10、早稲田がリードしてハーフタイムを迎えた。
 後半、風上に立った帝京はすぐにゲームをひっくり返す。2分、ハーフウェイ付近でボールを奪い取ると、ワイドに動かしてテンポよく攻め込み、CTB権裕人、NO8李聖彰のゲイン後、FLマルジーン・イラウアがゴールに持ち込んで逆転した。
 PGを追加した帝京は15分、ラインアウトからのモール前進をゴール前で止められたが、NO8李がすばやくピックアップしてインゴールに飛び込んだ。23分、帝京はCTB荒井基植のインターセプトからWTB小野寛智のトライが生まれる。26分には敵陣22メートル内でのラインアウトが乱れるもボールを確保し、FLイラウアがゴールラインを越え、勝負を決めた。



 同日に同じ会場で行われる準決勝第2試合では、東海大と筑波大が対戦する。決勝戦は1月13日。


 
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