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筑波が準決勝進出! 帝京、早稲田なども大学選手権4強入りへ王手

2012.12.17


ctb


突破を試みる帝京大のCTB権裕人。連覇狙う男たちは気力も充実している
(撮影:BBM)


 



 第49回全国大学選手権大会のセカンドステージ、第2節8試合が16日に東京・秩父宮ラグビー場などで行われ、プールAの筑波大が慶應義塾大を55−28で下し、一番乗りでファイナルステージの準決勝進出を決めた。
 セカンドステージでは、各地域リーグでの最終順位を反映させる「アドバンテージポイント」制を採用しており、関東大学対抗戦A1位の筑波大は、地域リーグ1位ポイント(4点)を持っていた。第1節で法政大から勝点6を奪ったあと、第2節の慶應義塾大戦でも4トライ以上の勝利で勝点6(勝利:5点+4トライ以上:1点)を挙げ、合計16点となり、2位に9ポイント差をつけたため、プールAの1位が確定した。
 よって、関西学院大、法政大、慶應義塾大はセカンドステージでの敗退が決定。



 プールBでは、早稲田大が流通経済大を45−24で破って2連勝(勝点13)とし、混戦から一歩抜け出した。流通経済大は1勝1敗で勝点9。昨季のファイナリストである天理大は、初戦の早稲田大戦を落としたため苦しい状況に変わりはないが、大阪体育大から7トライを奪って47−28で勝利。勝点は10となっている。
 2連敗の大阪体育大は脱落が決定した。



 プールCでは、関東大学リーグ戦1部チャンピオンの東海大と、関東大学対抗戦A3位枠の明治大(筑波、帝京と同率の3校1位だが、得失点差で3位扱い)がともに2連勝。16日、東海大は日本大に苦戦しながらも54−40で退け、明治大は近畿大を45−21で下した。
 準決勝に駒を進めるのは東海大か、明治大か。12月23日の直接対決で、この組の勝者が決まる。



 プールDは、史上初の大学選手権4連覇に挑む帝京大が油断なくチーム力を高めており、第2節の福岡工業大戦は計18トライを奪って116−0と完勝した。昨季も全国舞台で帝京大に大敗した福工大は、王者に再チャレンジすることを目標に1年間鍛えてきたが、志高き帝京大の選手たちはその上を進んでいた。しかし、プールDでは立命館大も突破を狙っており、関西大学Aリーグ2位の男たちは、拓殖大との戦いを25−19で制し、2勝0敗(勝点15)で帝京大と並んでいる。
 この両チームも、ファイナルステージ進出をかけて23日に激突する。


 


【セカンドステージ】




※ 勝ち=5点、引き分け=2点、負け=0点


※ 7点差以内の敗戦=1点


※ 4トライ以上を獲得=1点


※ 各所属リーグでの最終順位によるポイントが、セカンドステージスタート時から加算される。


  そのアドバンテージポイント(A)は、地域所属リーグ戦:1位=4点、2位=3点、3位=2点、4位=1点


 

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