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東海大 日大との乱打戦を辛くも制する! 23日 明大と全勝対決へ

2012.12.17

 今季の関東大学リーグ戦1部で首位の東海大は16日、日本一を争う全国大学選手権のセカンドステージ第2節を行った。埼玉・熊谷ラグビー場で同リーグ戦5位の日本大に54−40と勝利も、9月16日の対戦時(熊谷)は29−0で制した相手に一時はリードを許すなど苦戦。勝った木村季由監督は「終始、翻弄された。やりたいことはできませんでした」と肩を落とした。



 SH小川高廣のランとパスを軸に攻め続けた日大。この日は縦への突破と横への展開で相手守備網を崩し、5点ビハインドの前半28分、敵陣ゴール前でのペナルティキックから速攻を仕掛けてFL高橋優一郎がトライ。直後にSH小川がコンバージョンを決め、スコアを逆転させた。手数の少ない攻撃で加点する東海大に後半17分には28−47と離されるも、22、29分とトライラインを割り7点差と迫った。加藤尋久監督は「負けた悔しさが4割。一皮むけたことへの嬉しさのほうが(大きい)」と手応えを掴んだ。 



 勝点を16に伸ばした東海大は、23日、関東大学対抗戦Aで3位扱いの明治大(勝点14)と全勝対決を行う(東京・秩父宮ラグビー場)。勝者が1月2日の準決勝(東京・国立競技場)に進出する大一番に向け、木村監督は「今日の試合はさておき、磨いてきたものはある。お互いに強みをぶつけ合う」と意気込む。


 


(文・向風見也)


 

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