(カーロス・スペンサー)
ラグビーユニオンとラグビーリーグ、どちらがスゴイか。オーストラリアやニュージーランドの酒場などではよく耳にする話だが、ライバル競技の選手たちが楕円球を置き、ボクシングで対決する恒例のチャリティーイベント、「ファイト・フォー・ライフ」が12月15日にオークランド(ニュージーランド)で開催され、今年は13人制のラグビーリーグ勢がリングを支配したようだ。
バトルは、2分3ラウンドで実施。ラグビーユニオン側は、元オールブラックスの人気選手だったカーロス・スペンサーが判定勝ちしたものの、現役オールブラックスのHOヒカ・エリオット(チーフス)と、3テストキャップを持つブルーズのWTB/CTBレネ・レンジャーが判定負け。かつてトヨタ自動車と三菱重工相模原でプレーした元ニュージーランド代表のトロイ・フラベルは、わずか半年だけ15人制(仏・トゥーロン)でプレーして13人制に戻ったウィリー・メイソンと激しい殴り合いとなり、引き分けに終わった。
ちなみに昨年は、黒衣の15番を着て世界を魅了したクリスチャン・カレンや、元ワラビーズのウェンデル・セイラー、親友ソニービル・ウィリアムズに触発されたリーアム・メッサム(オールブラック)などもリングでガチバトルを展開し、イベントを盛り上げた。