ラグビーリパブリック

【明早戦展望 vol.1】 紫紺のプライド 伝統戦で4年越し勝利狙う明治

2012.11.29


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ゴールへ力強く進む明治の重戦車FW
(写真:明大スポーツ新聞部)


 



 意地と意地、そして両校のスタイルがぶつかり合う明早戦。対抗戦、大学選手権通算100戦目となるメモリアルマッチが12月2日、国立競技場で幕を開ける。
 明治は帝京大との全勝対決に敗れた。しかし「戦えたところは戦えた」(竹内健人主将・営4=天理)と、手応えもあった。シーズンも後半にさしかかり、日本一を目指す明治にさらなる成長が期待される。
 4年生を中心に、全盛期を思い起こさせる代名詞「重戦車」FWが、今年の明治を引っ張ってきた。だがFWだけではない。SO染山茂範(政経4・佐賀工)を中心に、BKがキックやカウンターを織り交ぜ陣地を獲得。敵陣に入ることでFWを生かし、FWとBKが一体となった攻撃的なラグビーを展開。勝利を積み重ねてきた。その原動力は間違いなく4年生だ。1年次から紫紺をまとってきた選手が多く、経験と実力でチームをけん引する。
 明治が公式戦で最後に早稲田を勝利したのは2008年。つまり今の明治に、明早戦で勝ったことのある選手は誰もいない。「とにかく勝ちたい」(堀江恭佑・商4=東京)と選手は「勝ちに飢えている」(竹内主将)。宿敵・早稲田を倒し4年越しの明早戦勝利を狙う。


(文・明大スポーツ新聞部 三用知英)


 

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