全勝で関東大学リーグ戦を制した東海大の阪本圭輔主将(左)と木村季由監督
(撮影:BBM)
東京・秩父宮ラグビー場で25日、関東大学リーグ戦1部の最終戦が行われ、東海大が34−12で昨季王者の流通経済大を破り、2季ぶり5度目の優勝を遂げた。
全勝同士の大一番は前半2分過ぎ、流経大のNO8高森一輝が先制トライを決め、序盤からゲームが動く。対する東海大は10分、ラインアウトからのモールドライブ後、FL谷昌樹が抜けて点差を縮めた。その3分後、流経大WTB伊禮周がインゴール左隅へ飛び込めば、東海大はパワフルなFWが威力を発揮し、30分にNO8村山廉がトライ。35分には、流経大が自陣深くでラインアウト後にボールをこぼすと、攻勢に転じた東海大がすばやく右へ展開し、FB高平拓弥がゴールラインを越えて、17−12とシーゲイルズが逆転して折り返した。
後半開始2分、東海大はゴール前でモールを組んで、FL谷が押し込み追加点。流れを渡さない。ディフェンス力も光り、相手の攻撃をきっちり封じ込めると、75分にはWTB小原政佑がこぼれ球を拾って一気にゴールへ走り、勝負を決めた。
関東大学リーグ戦の栄冠を獲得した東海大は、次は第49回全国大学選手権大会で初の日本一を目指す。