ゲームを読む能力にも長け、攻守にスキがない金正奎
(写真:早稲田スポーツ新聞会)
春から徹底的に鍛え上げてきたセットプレーが強みの今季の早大FW。プロップ上田竜太郎主将(スポ4=東福岡)を中心としたスクラム、ラインアウトモールはトップクラスの破壊力を誇る。そのFW陣を引っ張っているのは、3年生ながらFWリーダーに就任したフランカー金正奎(教3=大阪・常翔啓光学園)だ。
1年時から全ての公式戦に出場している金。今季はアタック、ディフェンスともに存在感を発揮し、絶大な信頼を置かれている。元から定評のあったサポートプレーに加え、今季は力強さも手に入れた。タックル、ジャッカルも優れ、何度も相手の攻撃の芽を摘んでいる。その活躍に対し、チームメートも「最強」と金を賞賛するほど。来年の主将候補はさらなる進化を遂げた。得点能力も高い金は今季これまでチーム2位の6トライを挙げている。優勝こそなくなったがこれから続く早慶戦、早明戦そして全国大学選手権に向けて金のさらなる活躍が期待される。
(文・早稲田スポーツ新聞会 中川隆盛)