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ソニービル 13人制転向決定! シドニー・ルースターズ入り発表

2012.11.13


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パナソニック ワイルドナイツへの思いも強いソニービル・ウィリアムズ
(撮影:松本かおり)


 



 ラグビーリーグ(13人制)のシドニー・ルースターズは13日、パナソニック ワイルドナイツに在籍する元オールブラックスのCTBソニービル・ウィリアムズ(27歳)と契約を交わし、2013年に入団すると正式に発表した。契約期間は1シーズン。
 13人制の世界最高峰リーグ(NRL)に属するシドニー・ルースターズによれば、来シーズンは2013年3月上旬に開幕するため、ソニービルは2月に合流予定だという。
 18歳の頃から13人制のプロ選手として活躍していたソニービルは、2007年3月にカンタベリー・ブルドッグスと5年総額250万ドル(約2億円)ともいわれる大型契約を結んだにもかかわらず、契約途中の2008年7月に、チームに無断で15人制のトゥーロン(フランス)に移籍したため、激怒したラグビーリーグ界から追放されていた。
 その後ソニービルは、オールブラックスとして2011年ワールドカップで世界一となり、チーフスでは2012年スーパーラグビー優勝を遂げるなど、15人制でも大成功。13人制とケンカ別れしてから4年半経ったことでほとぼりも冷め、今年7月にニュージーランドを去ると発表してからは、日本で半年間プレーしたあとは、ラグビーリーグ界復帰が確実視されていた。
 しかしながら、依然としてオールブラックスへの思いは強く、早ければ2014年には15人制へ戻り、2015年のラグビーワールドカップで連覇を目指す可能性は十分ある。
 だがその前に気になるのは、パナソニックワイルドナイツでの活躍だ。重要な戦力であるCTBソニービル・ウィリアムズは、10月27日の近鉄ライナーズ戦で胸筋を痛め、その数日後にシドニーで手術を受けたばかり。ウィンドウマンスにより中断しているトップリーグは12月1日から再開するが、戦列復帰までは時間がかかるといわれており、ソニービルが再び日本で勇姿を見せられるかどうかは、定かではない。


 

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