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慶大、日体大に勝利し いよいよ早慶戦へ

2012.11.12

 関東大学対抗戦Aは11日、埼玉・熊谷ラグビー場で慶大が日体大に42−13と勝利。戦績を2勝3敗とした。敗れた日体大は1勝4敗。



 前半5分に日体大SH堀川太一のペナルティゴールで先制された慶大は、続く9分に逆転。敵陣ゴール前での相手反則で得たボールをFL木原健裕がそのまま持ち込み、最後はNO8鹿児島昌平がゴールラインを越えた。以降はスペースへのキックと球をもらう前からの仕掛けで相手守備網をかく乱し、攻め続けた。32−3と折り返し迎えた後半14、26分と続けて失点も、終盤の10得点で突き放した。



 なお、今季はSOで起用されてきた慶大の浦野龍基は、この日FBで先発した。球をオープンに展開する攻撃のさなかスペースへ駆け込み、トライを奪った。
 


「テーマは平常心。自分たちのやってきたことを出し切ろうと。前半は非常にいい形でトライが取れた。ただ後半は小さな判断ミスが積み重なった。前半の戦いで『イケる』という感じを出し過ぎ、本来は敵陣に入ってから戦うべきところを中途半端に回したり…」と勝った田中真一監督。手応えと反省点を口にし、23日、東京・秩父宮ラグビー場での早大戦を見据える。「ロースコアに抑えて1点差でもいいから勝利を」と青写真を描いていた日体大の米地徹ヘッドコーチは、「プランを立てていた前半、コンタクトの部分で食い込まれた」と話した。


 


(文・向 風見也)


 

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