交流締結の合意書を手にするレッドスパークスの末吉オーナー(右から2人目)とUBBのマルティ会長(左隣)。
ボルドー市のジュペ市長と福岡市の高島市長も出席した 【撮影:BBM】
トップキュウシュウAのコカ・コーラウエストレッドスパークスが11月4日、福岡市東区のクラブハウスで、フランス最高峰リーグのトップ14に属するユニオン・ボルドー・ベーグル(UBB)と友好協定調印式を行った。
福岡市と仏ボルドー市の姉妹都市締結30周年を記念して、今年5月に福岡市の高島宗一郎市長や福岡商工会議所会頭でもあるコカ・コーラウエストレッドスパークスの末吉紀雄オーナーらがボルドー市を訪問。アラン・ジュペ市長やUBBのローラン・マルティ会長と話し合い、スポーツを通じた国際交流を推進していくことで合意していた。両市ならびに両チームがともに発展するよう相互が保有する文化的、人的財産を提供し、交流を図る。
末吉オーナーは「人材交流や情報交換が盛んになり、フランスと日本のラグビー界にとっても大変すばらしい効果をもたらすと考えている。うちのチームはこれまで、オーストラリアやニュージーランドにラグビー留学することが多かったが、今回の友好関係を機に、ボルドーに留学させるような機会を作りたい」と将来への期待を語った。
UBBのマルティ会長は「レッドスパークスのどなたかが、私たちユニオン・ボルドー・ベーグルの練習や試合に参加し、高いレベルを目指してほしい。また、我々のチームからレッドスパークスへ選手を派遣できるよう、心から願っている」と積極的に選手交流を進めていく考えを示し、ボルドーのジュペ市長は「両クラブの長い友好関係に、ここですでに『万歳』と申し上げておきたい」と喜んだ。
そして福岡の高島市長は、「2019年にラグビーワールドカップ日本開催を控えている。ユニオン・ボルドー・ベーグルとの連携を含めて、ぜひ福岡のラグビー熱を高めていきたい。2019年には、福岡開催を強く期待している」と熱く語るとともに、福岡市とボルドー市の深い交流につながっていくことを願っていた。