ニュージーランドの国内最高峰選手権大会である「ITMカップ」は、20日にクライストチャーチなどで準決勝が行われ、プレミアシップ(1部)ではレギュラーシーズン1位のカンタベリーと、3位通過のオークランドが決勝戦に駒を進めた。
前身のエアーニュージーランド・カップから数えて5連覇がかかる王者カンタベリーはタラナキと対戦。終盤に挑戦者のタラナキが27−27となる同点トライを挙げ、10分ハーフの延長戦に突入したが、地力で勝るカンタベリーが20分間で3トライ3ゴール1PGを奪い、51−27で熱戦を制した。
レギュラーシーズン2位のウェリントンに挑んだオークランドは、ボール支配率で上回って後半に4トライを挙げ、33−22でファイナル進出の切符をつかんだ。
また、田中史朗、堀江翔太、ジャスティン・アイブス(いずれもパナソニック ワイルドナイツ)を擁するオタゴが先に決勝進出を決めていた2部リーグ(チャンピオンシップ)では、元オールブラックス主将のタナ・ウマンガがヘッドコーチを務めるカウンティーズ・マヌカウが48−23でサウスランドを圧倒し、オタゴが待つラストステージに進んだ。
来季の1部昇格がかかるチャンピオンシップ決勝、カウンティーズ・マヌカウ対オタゴ戦は、今月26日にプケコヘで行われる。頂上決戦、カンタベリー対オークランド戦は、翌日にクライストチャーチが舞台となる。