山田章仁
(撮影:BBM)
日本最高峰のラグビートップリーグ(TL)で昨季準優勝のパナソニックは20日、東京・秩父宮ラグビー場で同王者のサントリーと第7節を戦う。WTB山田章仁が先発する。
今季これまで4勝2敗で4位のチームにあって、山田は開幕から6戦連続でゴールラインを越えた。トライランキングでは通算「11」と首位につける。自身は「トライ王、特に意識はしていないです」とし、「ボールタッチを増やしたい」と連呼する。果敢にパスを呼び込むべく、相手守備網に隙があれば自身の本来の立ち位置とは逆のスペースにまで顔を出す。11月に行う日本代表の欧州遠征では、初キャップ取得も期待される。
ホンダ(現トップウェストA)時代の2009年にTLデビューを果たして以来、狙い続けていたトライ王の座。今季は初めてそれを意識せず臨み、かえってタイトル獲得に近づいている。その現状を問われると、「まだわからないですよ」と一言だけ残した。サントリー戦は14時、キックオフ。
(文・向 風見也)