セルティックリーグ(ラボダイレクト・プロ12)の昨季チャンピオンであるオスプリーズ(ウエールズ)は16日、フロントローの厚みを増すために、モルドバ代表のディミトゥリ・アルヒップを獲得したと発表した。外国人用の労働許可取得が前提で、まずは今シーズン終了までの契約となる。
代表19キャップを持つ23歳のアルヒップは、身長178センチ、体重110キロと、一列の選手としては小柄だが、両PRとHOの3ポジションでプレーできる融通性が彼の特長であり、これまではルーマニアやロシアのリーグで活躍していた。11月は国際ラグビーのウィンドウマンスで、オスプリーズに所属するウエールズ代表選手たちもテストマッチのためにチームを離れるため、さまざまなオプションを可能にする万能フロントローワーへの期待は大きい。
モルドバ代表はワールドカップに出場したことはなく、現在のIRB(国際ラグビーボード)世界ランキングは34位。2011年3月にPRヴァディム・コビラスがセール・シャークスに入団し、イングランドでプレーする初めてのモルドバ人プロラグビー選手となっており、ディミトゥリ・アルヒップもそれに続く逸材として注目が集まる。