7人制ラグビーの熱はアフリカ女子の間でも高まっている。2016年のリオデジャネイロ五輪という大きな目標があるが、その前の大舞台、ラグビーワールドカップ・セブンズ2013の出場をかけたアフリカ予選が、9月29日と30日にモロッコの首都ラバトで行われた。
この大陸で最も強い南アフリカは、2009年の第1回大会でベスト4に入ったため、予選免除で2013年大会の出場を決めており、それ以外のアフリカ勢が、わずか1つの代表枠を争った。
夢をつかんだのは、チュニジア女子。準決勝で、第1回ワールドカップ・セブンズを経験しているウガンダを17−5で降すと、決勝では、プール戦で苦汁をなめさせられた相手、ケニアに14−10で競り勝ち、初出場を決めた。チュニジアは男子もアフリカ予選を突破しており、ダブルの喜びとなった。
2013年ワールドカップ・セブンズが開催される、モスクワ行きの切符をつかむ女子7人制代表は、残り4チーム。アジア3枠、南米1枠であり、日本女子も参加するアジア予選は、今週末の6日と7日にインド西部のプネーで行われる。
≪2013 ワールドカップ・セブンズ 予選≫
※ 地区予選 【代表枠】/予選開催日(開催地)
〔女子 本大会出場:16チーム〕
●アジア【3】 / 2012年10月6〜7日(インド・プネ) ※ オセアニア代表のフィジーもアジア予選に参加
●南米【1】 / 2013年2月23〜24日(ブラジル・リオデジャネイロ)
◆予選免除【5】: ロシア(開催国)、前回大会優勝=オーストラリア、同2位=ニュージーランド、同ベスト4=南アフリカ、アメリカ
◆ヨーロッパ【5】 : イングランド、スペイン、フランス、オランダ、アイルランド
◆北米・カリブ【1】: カナダ
◆アフリカ【1】: チュニジア