ラグビーリパブリック

南半球ラグビーチャンピオンシップ 初代王者はオールブラックス

2012.09.30



 


 


 南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」は29日、第5節の2試合が行われ、ニュージーランド代表(オールブラックス)が54−15でアルゼンチン代表を圧倒し、5勝0敗(勝点21)で優勝を決めた。オーストラリア代表を31−8で破り、2勝1分2敗(勝点12)で2位に浮上した南アフリカ代表が、最終の第6節でニュージーランドに勝っても順位を逆転できないため、オールブラックスは2年ぶりに南半球王座へ返り咲くとともに、アルゼンチンが加わって新たに発足したラグビーチャンピオンシップの初代チャンピオンに輝いた。



 アルゼンチンの首都ブエノスアイレス、エスタディオ・シウダ・デ・ラプラタに集まった観衆は満員の5万3000人。
 前半7分、アルゼンチン代表のFBルーカス・ゴンサレス・アモロシーノが自陣10メートルからビッグゲインし、サポートしたSHマルティン・ランダホがゴールラインを越えて、ホームチームが先制した。
 しかし、2011年ワールドカップを制した世界王者のニュージーランド代表は慌てず、14分にCTBマア・ノヌーの突破から、SHアーロン・スミスに渡って同点トライ。その後、スピードとサポート、個々の力で勝るオールブラックスは右WTBコーリー・ジェーンがハットトリック、左WTBジュリアン・サヴェアが2本、CTBノヌーもインゴールへ駆け抜け、計7トライで完勝した。
 健闘した南米の雄、アルゼンチン代表ロス・プーマスだが、これで0勝1分4敗(勝点3)。10月6日に地元ロサリオで行われる最終節のオーストラリア代表戦で、歴史的勝利を狙う。そしてオールブラックスは、敵地ジョハネスバーグに飛んで南アフリカ代表と対戦する。


 

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