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南ア最強エイトマンの復活は来年 スピース、欧州遠征不参加へ

2012.09.28


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闘将ピエール・スピースのダイナミックな走りは来年のスーパーラグビーで
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)


 



 南アフリカ代表50キャップを持つNO8ピエール・スピース(27歳)が、手術した指の回復が遅れているため、11月のヨーロッパ遠征には参加しないことがほぼ確実となった。地元メディア『SuperSport.com』のインタビューで本人が語った。
 今季ブルズのキャプテンに就任したスピースは、7月末のスーパーラグビー、プレーオフ(クルセーダーズ戦)で左手薬指を骨折し、南半球4カ国対抗戦「ラグビーチャンピオンシップ」を欠場していた。『SuperSport.com』によれば、8月に行った手術は成功したものの、当初計画していた、南ア国内選手権(カリーカップ)終盤での復帰も厳しく、年内はリハビリに専念するという。フィットネスを取り戻すべく、下半身を中心としたトレーニングに熱が入るが、目標を2013年2月15日開幕のスーパーラグビーに切り替え、同大会で3季ぶり4度目の優勝を目指す。
 スピースの離脱、さらにライアン・カンコウスキーの日本行き(豊田自動織機シャトルズ移籍)で2人の優れたエイトマンを失い、今季ラグビーチャンピオンシップで苦戦している南アフリカ代表は、南半球ナンバー2の座をかけて今週末にオーストラリアと対戦し、次週はニュージーランドと激突。11月の欧州遠征では、アイルランド(10日)、スコットランド(17日)、そしてイングランド(24日)との試合が組まれている。


 

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