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全国高校ラグビー予選、各地で熱戦! 遠軽と札幌山の手が花園切符獲得

2012.09.23

 第92回全国高等学校ラグビーフットボール大会(12月27日開幕)の出場権をかけた戦いが各都道府県で始まっており、今月22日には北海道で、遠軽高校と札幌山の手高校が花園行きを決めた。
 遠軽高校は北北海道予選の決勝で富良野高校と対戦し、22−22の同点で両校優勝となったものの、トライ数(遠軽:4、富良野:3)により、遠軽が3年連続8回目の全国大会進出となった。一方、南北海道予選は、13連覇を狙う札幌山の手高校が初優勝を目指した函館ラ・サール高校に粘られたが、25−15で接戦を制している。


 


 秋は、楕円球と夢を追った高校生ラガーマンたちのドラマが各地で生まれる。啓光学園(現・常翔啓光学園)以来の花園4連覇なるか、注目が集まる王者・東福岡が参加する福岡県予選は、9月23日から始まった。ジュニア・ジャパンのLO牧野内翔馬を筆頭にタレント揃うヒガシが一歩リードしているが、6月の県大会で4強入りした筑紫、福岡、小倉も力をつけており、混戦が予想される。福岡県予選の決勝は11月10日。
 今年の春のセンバツで、山陰勢として初の決勝進出を果たした石見智翠館がいる島根県は、予選参加校が2校しかなく、11月3日に出雲との一騎打ちとなる。
 5月のサニックス・ワールドユース交流大会で、世界の強豪相手に堂々と戦い、4強入りしたのは東海大仰星(大阪)だった。同大会ベスト8の常翔学園(大阪)、御所実業(奈良)、東福岡とともに、昨年度の全国高校大会でもトップ4に残った優勝候補の一角であり、これらを取り巻く地区予選も激闘は必至。大阪府予選は9月16日〜11月18日、奈良県の組合せ抽選会は今月27日に行われる。
 また、U20日本代表として今年のIRBジュニア・ワールド・ラグビー・トロフィーで活躍した、FB松田力也(ジュニア・ジャパン)を擁する伏見工業が挑む京都府予選は、9月15日から始まっており、決勝は11月11日。ジュニア・ジャパンのSO山沢拓也がいる全国選抜大会ベスト8の深谷は、埼玉県予選(9月22日〜11月17日)で5年連続6回目の花園行きを決めるか、注目される。


 



第91回大会で3連覇を遂げ、喜ぶ東福岡の選手たち。高校生たちの新たなドラマが始まる
(撮影:BBM)


 

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