ラグビーリパブリック

セブンズWS コアチーム昇格・降格システム導入 日本にも再チャンス!

2012.09.19


core


コアチーム昇格をかけた決戦前の日本(青)とスペイン。2012年の香港セブンズより
(撮影:Victor Fraile / 写真提供:HKRFU)


 


 


 IRB(国際ラグビーボード)は19日、男子7人制代表による世界サーキット「HSBC セブンズ・ワールドシリーズ」の、コアチームを決める昇格システムを発表した。



 今年の香港セブンズで、カナダとポルトガル、スペインが、日本などを破って昇格を決め、2012−13シーズンのセブンズ・ワールドシリーズは、全ラウンドに参戦できる世界トップ15のコアチームを中心に熱戦が繰り広げられる。上記3カ国のほかに、ニュージーランド、フィジー、イングランド、サモア、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチン、ウエールズ、フランス、スコットランド、アメリカ、ケニアが現在のコアチームだ。



 しかし、7人制ラグビーが実施される2016年のオリンピックへ向け、よりエキサイティングな大会に発展させ、実力があるすべての加盟国にコアチーム入りのチャンスを与えたいと考えていたIRBは、コアチームの昇格・降格システムを導入することを決定した。


 まずは、2013年3月の香港セブンズで、世界6地域の代表各2チーム、計12チームによる「予選大会」を実施する。



 日本もコアチーム昇格を目指しているが、現在開催中のアジアセブンズシリーズで優勝した場合は、香港セブンズではこの「予選」部門ではなく、世界トップ15カ国との戦いに加わる予定だ(他のチームがアジアシリーズで1位になった場合も同様)。



 そして、香港大会で選ばれた5チームが、2012−13シーズンの最終ラウンドとして開催される来年5月のロンドン・セブンズに進み、シリーズランキング13、14、15位のチームとともに、計8チームで2013−14シーズンのコアチーム入り(3枠)をかけた「昇格決定大会」に挑む。



 このエキサイティングな新フォーマットの導入は、IRB加盟の各協会とともに立案され、昨年11月の理事会で承認されたIRBのセブンズ戦略計画の一環である。IRBのベルナール・ラパセ会長は「2016年のリオデジャネイロ五輪に向けた準備を進めるなかで、実力があるすべての加盟国にコアチーム入りのチャンスがあることが重要です。この新しいシステムは、各国が地域の大会を通じて直接、コアチーム入りを狙うことができる機会を提供するものと確信しています。私たちはリオでのオリンピックデビューに向けてさらに力を入れており、今回のシリーズのシステム変更は透明性の高い、オリンピックへの参加機会をすべてのチームに与えるという、我々の取り組みの現れです」とコメントを発表した。


 


(翻訳協力:日本ラグビー協会)


 

Exit mobile version