SBWとともに『ハカ』にチャレンジするトニー・ウッドコク(左)
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)
南半球スーパーラグビーのハイランダーズ(ニュージーランド)は10日、国内ライバルチームのブルーズに所属していたオールブラックス歴代最多キャップPRのトニー・ウッドコクと、来季からの2年契約を結んだと発表した。
テストマッチ88試合、スーパーラグビー113試合の出場経験を持つ31歳のルースヘッドPRは、約10年間ブルーズに在籍してきたため、精神的にリフレッシュが必要だったことを移籍理由のひとつに挙げている。さらに、2015年ワールドカップへの意欲も持っており、海外クラブではなく、国内でチャレンジを続ける決断をした。
新チームで背番号1を争うライバルには、主将のジェイミー・マッキントッシュがおり、両サイドでスクラムを組めるクルセーダーズのPRベン・フランクスもハイランダーズへの移籍が噂されている。また、親友でもある同じオールブラックスのHOアンドリュー・ホアが昨季終了後に加入したばかりであり、ジェイミー・ジョセフHC率いるこのチームは、南半球屈指のフロントローを形成しそうだ。
現在は黒衣を着て「ラグビーチャンピオンシップ」を戦っているトニー・ウッドコクは、今週末、新しいホームとなるダニーデンで、南アフリカ代表戦の出場が期待されている。