NZで、元オールブラックスのジンザン・ブルック氏らと2015年W杯をアピールしていたポール・ボーン氏(左)
(撮影:Kiyoshi Takenaka)
2015年のラグビーワールドカップに向けて準備を進めている組織、「イングラン・ラグビー2015(ER2015)」は5日、最高経営責任者(CEO)だったポール・ボーン氏がその座から退き、2012年ロンドン・オリンピック組織委員会のスポーツディレクターとして大会を成功させた、デビー・ジェバンス氏が新たに就任すると発表した。
ボーン氏はイングランド・ラグビー協会(RFU)の中心人物として約11年間働き、2010年12月からER2015の責任者として、イングランドでの大舞台に向け確かな土台を築いてきたが、同組織は、次の段階へ進むのに「新たな注入」が必要だったと説明している。
バトンを渡されるジェバンス氏は、現在開催中のパラリンピックでも重責を担っており、同大会終了後、来月から楕円球の世界で新しい任務にあたる予定。テニスの英国女子ジュニアチャンピオンだった彼女は、ロンドン五輪にかかわる前、国際テニス連盟で要職を務め、テニスが1988年ソウル大会から五輪競技として復活するのに尽力したことでも知られる。