ラグビーリパブリック

イングランド最高峰プレミアシップ開幕 ハリクインズは連覇へ不安の船出

2012.09.03


 



 フランス国内選手権「トップ14」、セルティックリーグの「ラボダイレクト・プロ12」に続き、イングランド最高峰リーグの「プレミアシップ」も9月1日に開幕し、欧州ラグビーが本格的に動き出した。
 昨季、初優勝を遂げたハリクインズはロンドン・ワスプス相手に大苦戦。しかし、一時は27点リードされていたものの、後半だけで4トライを奪い1点差に迫ると、残り3分の場面で元オールブラックスのSOニック・エヴァンスがペナルティゴール(PG)を決め、逆転勝ちで、なんとか船出した。
 2季ぶりの王座奪還を目指すサラセンズは、ノーサンプトン・セインツから移籍してきたイングランド代表WTB、クリス・アシュトンの2トライなどで、40−3でロンドン・アイリッシュに勝利。初昇格のロンドン・ウェルシュは、最多9回の優勝実績を持つレスター・タイガースに挑戦したが、13−38で敗れ、ホームスタジアムに足を運んだ約6,000人のサポーターを喜ばせることはできなかった。
 昨季最優秀コーチに選ばれたロブ・バクスターが率いるエクセター・チーフスは、43−6でセール・シャークスに大勝。サントリーSO、トゥシ・ピシの弟2人が先発で出場したノーサンプトンは、CTBジョージ・ピシの2トライなどで24−19と、グロスターを降した。そして、ウスター・ウォーリアーズとバースの試合はショット合戦となり、試合終了寸前にSOオリー・バークリーが8本目のPGを決め、24−23でバースが劇的勝利を収めている。


 

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