(ダン・ヴィッカーマン)
ワールドカップ3大会(2003〜2011)で活躍し、オーストラリア代表として63キャップを獲得したLOダン・ヴィッカーマンが8月28日、現役引退を発表した。33歳になったベテランは今年、ワラタスに在籍していたが、右脚(すね)の疲労骨折によりスーパーラグビーではプレーできなかった。
南アフリカのケープタウン出身で、U21南ア代表にも選ばれたヴィッカーマンだが、オーストラリアでプレーすることを選択。すぐにブランビーズで頭角を現し、2002年6月のフランス戦でオーストラリア代表デビューを果たした。2008年末から、土地経済学を学ぶためにイギリスのケンブリッジ大学に留学し、学位を取得して2011年6月に豪州ラグビー界へ復帰。ワールドカップスコッドにも選ばれ、同大会では準決勝を含む5試合(先発4試合)で奮闘した。
セカンドローで長年コンビを組んできた1歳年上のナイサン・シャープも、今年限りで引退することを表明しており、オーストラリアは世界最高峰のラインアウトジャンパーを2人も失うこととなる。