ラグビーリパブリック

サニックス藤井監督 「どれくらい走ったか、わからん」

2012.08.28

 日本最高峰であるラグビートップリーグ(TL)で昨季11位だったサニックスは、原点回帰して新シーズンに挑む。就任8年目の藤井雄一郎部長兼監督は「強いチームを倒したい」と話す。
 福岡・宗像を本拠地とする同部は、左右に球を散らし相手をかく乱する戦法でファンを魅了する。低予算ながら09年度は7位になるなど存在感を示していた。
 11位に終わり下部リーグとの入替戦に出場した前年度を受け、今季は「RUN」というスローガンを掲げた。24日、藤井監督は「スローガンは半分ネタ切れみたいなところもある。来年はどうしようか」と笑ったが、別の場所では「スローガンは大事」とも呟いている。ひたすら走って鍛えるクラブの特徴を、再び思い起こす意図もあったとされる。
 春先からの練習量ついて「自分らもどれくらい走ったか、わからんようになってきた」と言う指揮官は、「たくさん試合をしたいですね。入替戦じゃなくて」と目標を語った。上位4強によるプレーオフへの進出やシーズンを締めくくる日本選手権への出場権獲得を目指す。
 9月1日、福岡・レベルファイブスタジアムで九州電力と今季TL初戦を迎える(18時キックオフ)。


(文・向 風見也)


 

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