スコットランド・ラグビー協会は8月15日、7人制スコットランド代表の新しいヘッドコーチ兼セブンズ・プログラムマネージャーに、15人制イングランド代表HOとして24キャップを獲得し、同7人制代表のキャプテンとしても活躍したフィル・グリーニング氏(36歳)を任命したと発表した。
2005年から2007年にかけて7人制イングランド代表のアシスタントコーチを務め、世界中の優れたセブンズプレーヤーを集めて結成されるサムライ・インターナショナルRFCでの指導経験も持つグリーニング氏は、セブンズのスペシャリストとして国際的な評価が高く、3年契約で7人制スコットランド代表の強化にあたる。
昨季セブンズ・ワールドシリーズで総合10位だったチームを牽引することになった指揮官が大きな目標としているのは、来年のラグビーワールドカップ・セブンズと、スコットランド最大都市グラスゴーで開催される2014年コモンウェルスゲームズ(英連邦総合競技大会)。そして、7人制ラグビーが正式競技として実施される2016年のオリンピックへ向けて、イギリス代表に多くの優れたスコットランド選手を送りこむことも重要な使命となる。
スコットランドはセブンズ発祥の地であり、7人制代表への期待は高い
(撮影:Ricardo Ordonez / 写真提供:香港ラグビー協会)