ラグビーリパブリック

ピーターセン親指骨折で南ア代表離脱 CTBデヨーンにチャンス到来

2012.08.07


de jongh


(ジュアン・デヨーン)


 


 


 南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」の初代王者を狙う南アフリカ代表の、バックスキーマンとして期待されていたJP・ピーターセン(26歳)が、左手親指の骨折が明らかとなり、同大会の大半は欠場が濃厚となった。
 8月4日に行われたチーフスとのスーパーラグビー決勝で左手親指を痛め、62分にベンチへ退いていたピーターセンは、6日の精密検査で骨折が判明し、今週水曜日に手術を受けることとなった。南アフリカ・ラグビー協会によれば、ピーターセンの怪我は通常ならば、回復まで6〜8週間かかるという。ラグビーチャンピオンシップは8月18日に開幕し、10月6日まで行われる。
 そのため、ハイネケ・メイヤー代表ヘッドコーチは6日、ストーマーズのCTBジュアン・デヨーンを追加招集した。デヨーンは昨年のワールドカップにも出場し、10キャップを持っている。身長175センチ、体重88キロと小柄だがパワーがあり、7人制でも磨いた走力が魅力の24歳だ。
 しかしながら、ピーターセンの穴埋めは難しい。2007年ワールドカップ優勝メンバーでもあるピーターセンは、45キャップのほとんどをWTBとして獲得してきたが、身長190センチ、体重102キロの体躯と力強い走りからなる突破力を活かすために今年から本格的にアウトサイドCTBにも挑戦し、新たな才能開花で、シャークスのスーパーラグビー決勝進出の立役者となっていた。


 

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