いまや世界ナンバーワンSHともいえるウィル・ゲニア
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)
オーストラリアのシドニーで7月26日、国内ラグビー関係者を対象とした「2012 スーパーラグビー 表彰式」が行われ、レッズのSHウィル・ゲニアが昨年に続き大会最優秀選手賞に輝いた。2年連続の大賞受賞は、現サントリーのFLジョージ・スミス(元ブランビーズ)と、九州電力で引退したクリス・レイサム(元レッズ)以来3人目。
この賞は18人の国内ラグビーメディア関係者による毎週の投票によって決まるもので、4試合で「マン・オブ・ザマッチ」に選ばれ18票を獲得したゲニアがトップ。1票差で2位に3人が並び、5月上旬に右足首骨折で離脱してしまったブランビーズのSO/CTBクリスチャン・リアリイファノ、ウェスタン・フォースの主将としても奮闘したFLデイヴィッド・ポーコック、それに、今季限りでレッズを退団してメルボルン・レベルズへ移籍するルースFWスコット・ヒギンボッサムも、高い評価を受けた。
レッズはプレーオフ1回戦でシャークスに敗れ連覇はならなかったものの、今年も豪州カンファレンスを制し、最優秀チーム賞を受賞。ユーアン・マッケンジーHC(ヘッドコーチ)に2年連続5度目の最優秀コーチ賞が贈られ、6月29日のレベルズ戦でWTBドム・シパーリーが挙げたトライが最高トライに選ばれたため、4冠となった。
また、最終節で豪州1位とプレーオフ進出を逃したブランビーズだが、ラグビーリーグ(13人制)から転向してきて1季目で大活躍したWTBジョー・トマニが最優秀新人賞を獲得している。
今週末に準決勝(ストーマーズ対シャークス戦)で笛を吹く40歳のスティーヴ・ウォルシュ氏は、初めて最優秀レフリーに選出された。