(コンラッド・スミス)
2011年ワールドカップ優勝のニュージーランド代表CTBであり、ハリケーンズの主将としても奮闘してきたコンラッド・スミス(30歳)だが、今季スーパーラグビーの戦いを終えて先週、左目網膜剥離の手術を2度受けたことが明らかになった。
ニュージーランドの新聞『NZヘラルド』(電子版)の25日の記事によると、手術は成功したとのこと。しかし、目が回復するまでに少なくとも6週間は安静が必要なことから、オールブラックスの13番を不動のものにしていたスミスは、8月18日から始まる南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」の序盤2試合は欠場することが確実となった。戦列復帰するのは早くて、9月8日のアルゼンチン代表戦からと予想される。
スター軍団のオールブラックスだが、スミスの相方だったソニー=ビル・ウィリアムズは8月中旬にも日本へ向かい、パナソニックワイルドナイツの一員としてトップリーグに参戦するため、世界最高峰のCTB2人を欠いて南半球4カ国対抗戦のキャンペーンを始めなければならない。さらに、長期スランプが続くCTBマア・ノヌーは昨年10月23日のワールドカップ決勝以来、テストマッチを戦っておらず、スリークォーターバックのリチャード・カフイも肩の脱臼で5月13日からプレーしていないため、スティーヴ・ハンセンNZ代表ヘッドコーチにとっては、CTBの新たなペアリングは頭痛の種となりそうだ。
ラグビーチャンピオンシップに参加するオールブラックス28名は、8月5日に発表される予定。