(ヨハン・サディー)
チーターズ(南アフリカ)は24日、ブルズの大型新人CTBヨハン・サディーと、来季からの2年契約で合意に達したと発表した。
ウェスタン・プロビンス(WP)およびストーマーズのユースで育ち、2011年末に若手としては異例の1000万円ともいわれる高額オファーでブルー・ブルズ(ブルズ)に移籍したサディーだったが、新天地では故障などもあって出場機会に恵まれず、本人が退団を希望していた。国内選手権のカリーカップが終了する10月末まではブルー・ブルズに在籍し、その後、リリースされる予定。
2011年ワールドカップの南ア代表入りを期待する声もあったほどの有望株で、鳴り物入りでブルズに入団したサディーだが、今季スーパーラグビー開幕戦で肩を痛めて一時離脱。復帰してしばらくは13番を与えられたが、パフォーマンスは上がらず、大会後半には、一緒にWPからブルズへ移籍したユース仲間のJJ・エンゲルブレヒトにポジションを奪われていた。
来年から加わるチーターズは、ユーティリティBKのフィリップ・スナイマンが7人制南ア代表としてセブンズ・ワールドシリーズに参戦する可能性が高いため、サディーに代役以上の働きを期待する声は大きい。