ラグビーリパブリック

トップリーグは13年度から16チーム 大会は「2プール2ステージ制」に

2012.07.18

 8月31日に今シーズンを開幕させる日本最高峰のラグビートップリーグ(TL)は、2013−14シーズンから大会方式を変える。7月18日、東京・青山の日本ラグビー協会で矢部達三・同協会専務理事、稲垣純一・同事業委員長、南隆雄TL部門長が会見した。
 2013年度から参加チーム数は「14」から「16」に増えることとなり、今季後半の下部リーグによるトップチャレンジ(TC)上位2チームが自動昇格となる。2012−13シーズンのTL13位、14位のチームはTC3位、4位との入替戦に進むため、今季の自動降格はない。
 また、全チームの総当たり戦と上位4強によるプレーオフで王座を争っていた大会形式は「2プール2ステージ制」に変更される。
 まず、全16チームを前年度の成績に基づき均等に振り分け、8チームずつのプールを2つ形成。各プールが総当たり戦の「1stステージ」を行う。そして、「1stステージ」の順位が1〜8位チームを「グループA」、9〜16位を「グループB」に分け、それぞれで総当たり戦の「2ndステージ」を開催。「グループA」の上位4チームがシーズン終盤のプレーオフに、同5〜8位と「グループB」の9〜12位が日本選手権(大学生、社会人が一同に介するシーズン最後の戦い)出場権のかかったワイルドカードトーナメントにそれぞれ進出する。「グループB」の13〜15位はTC上位チームとの入替戦に進み、同16位は自動降格する。
 矢部専務理事は「(新方式により生まれる)実力が近いチーム同士の拮抗した試合が、(ワールドカップを自国開催する)2019年までに強い日本代表を作る推進力になる」と説明。複雑化した方式はファンにわかりにくくなるとの懸念もあるが、南部門長は「初めからハードな大会です、(優勝を狙う上では)前半(1stステージ)をしっかり戦わないと後半(2ndステージ)に盛り返すことはできません…など、わかりやすくなるように、皆さんにお伝えしていくしかない」と語った。


(文・向 風見也)


 

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