2015年ラグビーワールドカップの予選生き残りをかけて、今年のアジア5カ国対抗ディビジョン2(3部リーグ)を制したタイ代表と、同ディジョン3(4部リーグ)優勝のインド代表が14日にバンコクでプレーオフを行い、42−29でタイが勝利した。この結果、インドの3年後の夢は消滅。タイは来年、ディビジョン1に昇格することとなり、その戦いも制し、2014年に日本などの強豪を倒してアジアの頂点に立てば、大舞台が開催されるイングランド行きの切符をつかむことができる。
試合は、開始2分に左WTBのトライでタイが先制したものの、体格で勝るインドがFW戦で優位に立って逆転し、13−19でハーフタイムを迎えた。しかしながら、約1000人のサポーターの前で負けられないタイはペナルティゴールで追いつき、残り25分までに22−22とする。そして、ボール支配率で上回っていたホームチームは、スピードあるバックスが次第に躍動し、60分過ぎから3トライを獲得して粘るインドを振り切った。
インドは2015年ワールドカップ出場権を手にすることはできなかったものの、来季はディビジョン2に昇格し、シンガポール、マレーシア、イランと対戦する。
一方、夢をつないだタイは来年、アジア5強で戦ったことがあるカザフスタンとスリランカ、それに中華台北に挑み、高い山を登り続ける。
(情報提供:アジアラグビー協会)