「ラグビーワールドカップ(RWC) 2015 イングランド大会」のアフリカ予選が4日、マダガスカルのマハマシナ・スタジアムで開幕し、3万5000人(国際ラグビーボード発表)の観衆が見守るなか、世界ランキング56位の地元マダガスカル代表が同27位のモロッコ代表を35−28で破り、白星発進した。
アフリカ大陸から右に離れインド洋に浮かぶマダガスカルは、フランスの影響もあり、ラグビーはサッカーと同じくらいの人気スポーツと言われている。予選初参加となった2003年大会は3次リーグで敗退、2007年大会と2011年大会はともに1次予選でウガンダに惜敗し、涙を呑んでいた。
その他、1999年大会から4回連続でワールドカップに出場しているナミビアは、ランキング52位の格下セネガルに苦戦したが、20−18で競り勝った。
アフリカカップのディビジョン1B(2部リーグ)に属する上記4カ国の戦いは今月8日に最終戦が行われ、最下位になったチームはRWC2015の予選から脱落となる。アフリカ代表は3シーズンかけて決めるため、1部リーグ(ケニア、チュニジア、ジンバブエ、ウガンダ)はもちろん、今年の3部リーグに属する国(ボツワナ、コートジボワール、カメルーン、ザンビア、モーリシャス、ナイジェリア)にもチャンスはある。そして、2014年の1部リーグで優勝したチームが、イングランド行きの切符を手にできる。