男女7人制日本代表は、東京・青山の日本ラグビー協会で5日、11日開幕の7人制ラグビー世界学生選手権に向け会見した。
大学生および社会人2年目以内の若手のみが出場できる同選手権は、2015年リオデジャネイロ大会からのオリンピック正式種目化を受けて発足された。2013年6月のワールドカップモスクワ大会の地区予選(男子はアジア、女子はアジア・オセアニア)を今秋に控える男女セブンズジャパンにとっては、チーム作りや今後の選手選考においても重要な位置づけとなりそうだ。
2〜7日、13名による候補合宿(東京・辰巳の森海浜公園ラグビー練習場)を行う男子は、12名で同選手権に臨む。かねてから瀬川智広ヘッドコーチ(HC)は、「ブレイクダウンにこだわる。ボールを横ではなく前に動かす」ことを目指している。1日に複数のゲームを行うなかでの「スピードの持続」など、男子セブンズ代表は多くの課題を抱えていると指摘。今回招集した選手も同様としたが、「最初は『しんどい』と言っていた選手が昨日は(よく)走れていた」と、個々の着実な成長に手ごたえも感じている。「私の希望としては、大会終了後に各トップリーグのチームを回らせていただいて、20名程度の代表スコッドを作って予選まで戦いたい」と、今後の展望を語った。
同選手権に臨む11名が決まっている女子は、6、7日に合宿を行う(熊谷・立正大など)。浅見敬子HCは「こだわってきたことは変わらず、世界一の運動量」。今回のチームと年齢幅を問わない正規代表が同じスタイルを目指しているのだと強調。「選手たちにはこの大会がアジア予選に向けたセレクションだと話しています」と続けた。
(文・向 風見也)
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