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ロンドン・ウェルシュがプレミアシップ昇格へ 裁判で勝訴

2012.06.30



 


 


 イングランド2部リーグで優勝しながら、ホームゲームを開催するグラウンドなどが同国ラグビー協会(RFU)が定めるエントリー基準を満たしていないとの理由で、1部リーグ昇格が見送られていたロンドン・ウェルシュだが、上訴は3人の裁判官に支持され、来季はプレミアシップに参戦できることになった。29日、RFUが発表した。
 これまで使用してきた『オールド・ディア・パーク』は約6000人しか収容できず、十分な照明設備も整っていないため、プレミアシップ入りの審査をパスするために、ロンドン・ウェルシュは国内プロサッカーリーグ4部に属するオックスフォード・ユナイテッドと協定を結び、『カッサム・スタジアム』(12,500人収容)を共有のホームグラウンドとして申請。しかし、スタジアム保有権の優位性はロンドン・ウェルシュにはないことなどから、RFUは今年5月に「不合格」判定を下していた。
 控訴審で裁判官は、「昇格・降格問題は、できるだけピッチでのパフォーマンスで判断されるべきであり、EUとイギリスの競争法に反し、共有グランドに関する保有権規定の優位性が、競争を不当にねじ曲げている」と結論づけ、ロンドン・ウェルシュの訴えを支持した。
 ロンドン・ウェルシュの昇格を認める判決が出たため、昨季プレミアシップで最下位だったニューカッスル・ファルコンズは2部リーグへ降格となる。ファルコンズはRFUに対する訴訟を検討中。


 


 


 


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