ラグビーリパブリック

スーパーラグビー観戦者もNZ大幅増 国内勢不振の豪州は微減

2012.06.28


nz fan up


8度目の優勝へ上向きのNZ・クルセーダーズ(赤)と苦戦続く豪・ワラタス
(撮影:Yasu Takahashi,  Nichigo Press)


 


 


 オールブラックスが激闘の末にフランス代表を破った2011年ラグビーワールドカップ決勝戦は、開催国ニュージーランドで史上最高記録となるテレビ占有率98%をマークし話題を呼んだが、その勢いはスーパーラグビーでも続いているようだ。
 南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアのラグビー協会で構成される連合組織「SANZAR」は6月27日、ニュージーランドでのスーパーラグビーのテレビ視聴者数が、前年と比べて32%も増加したと発表した。2011年のワールドカップ開催と、同大会でのオールブラックス優勝が大きく影響しているとみられ、今年15節までの100試合で、累積数991万6300人がテレビ観戦したという。ちなみに、同国の人口は約443万人。
 スタジアムでの観戦者数は32試合を終えて、1試合平均で1万6842人。昨年同時期のNZ平均は、1万2217人だった。
 一方、昨年はレッズの快進撃により、新たなファンの獲得に成功したオーストラリア(人口約2265万人)だが、今年は国内勢の不調によりどちらの数字も微減となっている。視聴者数は累積588万8000人で3%減。会場に足を運んだファンの数も、昨年の1試合平均1万9421人に比べ、今年は1万8642人とわずかに下がった。
 人口約4880万人の南アフリカでは、スタジアム観衆の平均は2万6651人で、昨年の2万6978人をわずかに下回ったものの、テレビ視聴者数は増加している(累積3407万4497人)。
 また、世界最高峰のアタッキングラグビーとして人気が高いスーパーラグビーは、世界中で放送されており、イギリスでは1試合平均約3万5000人が南半球の熱戦を自宅で楽しんでいるというデータも出た。
 レギュラーシーズンは残り3節。プレーオフ争いも熾烈となり、ますます注目度が上がるのは間違いない。


 

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