香港セブンズ決勝で前世界王者オーストラリア(右)を破り優勝したイングランド
(Photo:Mike Pickles / 写真提供:香港ラグビー協会)
ちょうど1年後の6月末にモスクワ(ロシア)で開催される「ラグビーワールドカップ・セブンズ 2013」の出場権をかけて、今週末に同じ地で、ヨーロッパ女子の最終予選が行われる。
現在、女子で本大会参戦を決めているのは、開催国のロシアに加え前回大会(2009年)のベスト4、チャンピオンのオーストラリアに準優勝国ニュージーランド、それに3位の南アフリカとアメリカが予選免除となっている。全部で16チームが大舞台に立つ予定で、ヨーロッパからはロシアを除く5チームが出場権を得る。
22カ国が参加した欧州第1次予選を通過したのは、ウエールズ、アイルランド、クロアチア、スコットランドの4チーム。これに欧州ランキング上位12カ国が加わり、プール戦と順位決定戦でヨーロッパ代表を目指す。この予選大会には欧州タイトルもかかっているためロシアも参加しているが、W杯自動出場のロシアが5位以内に入った場合は、6位チームがモスクワ行きの切符を獲得する。
実力トップは、2011−12シーズンから始まった「IRB ウィメンズ・セブンズチャレンジカップ」で香港大会とロンドン大会を制したイングランド。先週末の「FIRA ヨーロピアン・セブンズシリーズ オランダ大会」でイングランドに惜敗し準優勝だったスペインが2番手で、オランダ、フランス、イタリアが追う。また、ウクライナはランキングを12位から7位に急上昇させており、勢いのままに5枠に入る可能性は十分ある。
ちなみに、7人制女子日本代表が参加するアジア予選は、今年10月にインド(プネ)で行われる予定。
<女子 ヨーロッパ最終予選>
【プールA】
イングランド(1)、ポルトガル(8)、ドイツ(9)、クロアチア
【プールB】
スペイン(2)、ウクライナ(7)、スウェーデン(10)、スコットランド
【プールC】
オランダ(3)、イタリア(6)、スイス(11)、アイルランド
【プールD】
フランス(4)、ロシア(5)、モルドバ(12)、ウエールズ
※ ( )内は欧州ランキング
<女子 各代表枠>
●ヨーロッパ(5)
●アフリカ(1)
●アジア(2もしくは3) ※ オセアニア代表1チームがアジア予選に参加する
●北米・カリブ(1)
●南米(1)
●オセアニア(0もしくは1)
■予選免除(5):ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、アメリカ