プレミアシップ(イングランド)のバースは26日、昨季までライバルチームのレスター・タイガースでプレーしていたアルゼンチン代表WTB/FB、オラシオ・アグージャとの契約がまとまったと発表した。
現在27歳のアグージャは、2007年ラグビーワールドカップでアルゼンチン初の銅メダル獲得に貢献したひとりであり、2011年NZ大会では準々決勝を含む全5試合に先発出場した。34キャップ。
今年からロス・プーマス(アルゼンチン代表)は、ニュージーランド代表、オーストラリア代表、南アフリカ代表という世界3強とともに「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」を戦うため、スコッド入りが濃厚なアグージャも8月から10月6日まではナショナルチームでの活動が続く。つまりそれは、9月1日に開幕するプレミアシップの序盤戦には参加できないことを意味し、レスターは、ファンが選ぶ2011−12シーズンの最優秀選手に契約更新のオファーを出さなかった。
そこでいち早く動いたのが、世界クラスのBKを欲していたバース。ゲリー・ゴールド新ヘッドコーチは、約1カ月間の不在ならば問題ないとし、知的でパワフルで、軽快なフットワークにスピードも併せ持つハードワーカーのアグージャが、世界3強とのテストマッチでさらにレベルの高い選手となってチームに加わることを期待している。