(ジョン・ミッチェルHC)
今季スーパーラグビーは6月29日にゲームを再開し、7月中旬までにレギュラーシーズンの残り3節を終了する。
これまで2勝11敗(勝点20)で南アフリカ・カンファレンス最下位のライオンズにとっては、プレーオフ争いは無縁であり、来年は“南ア第6のチーム”であるサザン・キングスの新規参入がほぼ確実なためスーパー15から脱落の危機にあるのだが、当然のごとく、チームは崩壊寸前であると地元メディアは伝えた。
地方新聞『Beeld』紙によれば、数人の選手がジョン・ミッチェルHC(ヘッドコーチ)の不合理な取り扱い方に不満を抱き、ケヴィン・デクラーク会長に直訴したという。厳しすぎる管理体制は選手に不評で、デクラーク会長は来週早々にもHCに事情聴取を行う予定。オールブラックスを率いたこともあるミッチェル氏だが、ウェスタン・フォース(オーストラリア)で指揮を執っていたときも複数の主力選手と対立し、契約途中で退団したことがある。
スーパーラグビーでは苦戦するライオンズだが、昨年は12年ぶりに国内最高峰選手権のカリーカップを制し、ミッチェル氏は最優秀コーチ賞を受賞していた。なお、同氏とライオンズが結んだ契約の期限は2013年10月末までとなっている。