「IRB パシフィック・ネーションズカップ 2012」は最終節に入り、17日に東京・秩父宮ラグビー場でサモア代表と対戦した日本代表は、26−27で敗れた。昨年は初めてPNCチャンピオンに輝いた日本だが、今年は3戦全敗(勝点4)で終了。一方、3勝0敗(勝点12)で終えたサモアは、2年ぶり2度目の栄冠獲得である。
NO8ヘンドリック・ツイとFL菊谷崇のトライなどで、前半26分までに16−0とリードした日本だったが、30分過ぎから2度ゴールラインを越され、後半開始3分後にペナルティゴール(PG)を許し、16−17と逆転された。
フィジカルで勝るサモアは、61分にLOファアティンガ・レマルがこの日2本目のトライを奪い、4分後にはPG追加で11点のリード。追う日本は68分、相手のラインアウトミスから攻め込んでFL菊谷がゴールに飛び込み、試合終了3分前にはキャプテンのWTB廣瀬俊朗も右隅にトライを決めたが、CTBニコラス ライアンのゴールキックが不調で、逆転勝利をつかむことはできなかった。