(アリ・ウィリアムズ)
アイルランド代表とのテストシリーズに勝ち越して、ワールドカップ王者の面目を保ったオールブラックス(ニュージーランド代表)だが、16日にクライストチャーチで行われた第2戦でLOアリ・ウィリアムズが痛めていた右膝を悪化させ、離脱することが明らかになった。
ニュージーランド・ラグビー協会の発表によると、75キャップ目を獲得した31歳のベテランはオフシーズンに右膝の手術を受けたが、今回痛めたのは違う箇所(関節軟骨部分)とのこと。今週中にもメスを入れる予定で、復帰まで少なくとも約2カ月はかかるとみられており、8月18日開幕の南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」には間に合わない可能性が高い。
ステーヴ・ハンセンHC(ヘッドコーチ)はフォワードの穴を埋めるべく、チーフス主将のルースFWリーアム・メッサムを追加招集した。セカンドローには初代表のルーク・ロマノなどカバーできる選手はいるが、16日の試合で頭を強打したNO8キアラン・リードが23日の第3戦に出場できるかは微妙な状況であることも考慮された。