(TJ・ペレナラ)
テストマッチ期間のため中断している「スーパーラグビー」だが、昨夜、豪・サンシャインコーストでレッズと練習試合を行ったハリケーンズ(ニュージーランド)の大物新人TJ・ペレナラが、タックルを受けながらトライした際に左足首を骨折して、大会の残り試合を欠場することが明らかになった。全治4〜6カ月と診断され、すでに手術が行われている。ハリケーンズが8月4日の決勝戦に進んだとしても、戦列復帰は不可能となった。
南半球スーパーラグビーに今年デビューしたばかりの20歳ペレナラだが、オールブラックスのSHピリ・ウィップーが国内ライバルチームのブルーズに去ったあと、堂々たる活躍ぶりでハリケーンズの9番を確保し、昨季は9位と低迷したチームを盛り上げてプレーオフ進出争いに貢献。今年のオールブラックス入りを期待する声もあった。
ハリケーンズは現在8勝6敗・勝点45で総合順位6位(NZカンファレンス3位)と、プレーオフ圏内上位6位までのボーダーライン上にいる。レギュラーシーズンでこのチームが残すのは、あと2試合。ニュージーランド代表でもあるルースFWヴィクター・ヴィトも9日のアイルランド代表戦で左膝を負傷し離脱しており、ハリケーンズにとっては苦しくなった。